2023年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 建築学系
近代建築史
- 開講元
- 建築学系
- 担当教員
- 藤田 康仁
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 金5-8 (MI1-106(M113))
- クラス
- -
- 科目コード
- ARC.D201
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2023年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年7月8日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、欧米における近代建築や都市計画の形成過程について,それを支えた技術や思想に留意しつつ講ずる。またそれが日本の近代建築と建築家の形成過程に与えた影響についても概観する。
将来的に国際的な建築士・建築技術者としての活躍が期待される本学の学生にとって、近代以降、世界各国がどのような価値観に基づいて新しい建築・環境をつくってきたかを歴史的に学んでおくことは必須である。
到達目標
欧米および日本の近代において試みられた建築をデザインするためのさまざまなアプローチの方法を学び、現代の都市環境および建築デザインがどのような経緯で形成されてきたかについて理解を深めるとともに、これからの設計スタンスを考える手がかりを得ることを目標とする。
キーワード
近代建築、モダニズム、ナショナリズム、合理主義
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
12回を西洋、3回を日本に関する講義に充てる。教科書を主に使用するが、テーマによっては別途資料を配付する。各回の該当箇所について、教科書および資料の予習・復習をすることが望ましい。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 歴史主義の建築 | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第2回 | 啓蒙時代の都市と建築 | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第3回 | 鉄とガラスの建築の登場 | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第4回 | アメリカ合衆国の新建築/L.サリヴァンとF.W.ライト | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第5回 | ウィリアムモリスからアールヌーヴォー、セセッションへ | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第6回 | オットー・ワグナーとアドルフ・ロース | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第7回 | ドイツ工作連盟からバウハウス、ジードルングの建設 | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第8回 | 1920年代のヨーロッパにおける前衛芸術運動 | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第9回 | 初期のル・コルビュジエの作品 | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第10回 | 1927年以降の国際主義建築とナショナリズムの建築 | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第11回 | 北欧の近代建築(1) グンナール・アスプルンドの建築 | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第12回 | 北欧の近代建築(2) アルヴァ・アアルトの建築 | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第13回 | 日本近代建築史(1)/明治から昭和初期まで | 教科書の該当箇所を読むこと。 |
第14回 | 日本近代建築史(2)/日本におけるモダニズム建築の保存 | 参考書の該当箇所を読むこと。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
藤岡洋保『近代建築史』(森北出版)
参考書、講義資料等
日本建築学会編『近代建築史図集 新訂版』(彰国社、1976)、『建築20世紀 第1巻、第2巻』(新建築社、1991)、桐敷真次郎『近代建築史』(共立出版、2001)
成績評価の方法及び基準
授業中に随時課す小課題および期末のレポート課題提出により判断する。授業を通じて、建築史的な観点から近代建築に興味・疑問を持つとともに、それを論理的に考察したものを評価する。
関連する科目
- 日本建築史
- 西洋建築史
履修の条件・注意事項
特になし。
その他
特になし