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2023年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 応用化学コース

逐次重合特論

開講元
応用化学コース
担当教員
小西 玄一
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
月1-2 (M-101(H116))
クラス
-
科目コード
CAP.P413
単位数
100
開講時期
2023年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義は学部で有機化学と高分子化学を学んだ大学院生を対象としています。高分子の生成反応のうち逐次重合と得られる高分子の性質について発展的な内容を学びます。本講義の狙いは、高分子合成(逐次重合)の基本を理解することと、それらを総合して,PET,フェノール樹脂,エポキシ樹脂,ウレタン樹脂,ケブラーなどの高分子が現代社会で活躍する理由を理解し、説明できるようにすることです。

到達目標

高分子の生成反応の分類とそれぞれの特徴とその中の逐次重合(重縮合,重付加,付加縮合)について理解し,生成反応と得られる高分子の特徴とを結びつけて考えることができるようになることを到達目標とします。具体的には、下記の項目を理解することを目標としています。1.重縮合反応について説明できる。2.縮合系高分子およびエンジニアリングプラスチックについて説明できる。3.重付加、特にポリウレタンとウレタンネットワークについて説明できる。4.付加縮合、特にフェノール樹脂について説明できる。5.高分子のプロセス化学について説明できる。

キーワード

逐次重合、重縮合、重付加、付加縮合、エンジニアリングプラスチック

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

演習を中心に行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 高分子生成反応の概観、重縮合 逐次重合と付加重合の特徴について説明する。逐次重合における分子量や分子量分布について説明する。
第2回 重縮合、エンジニアリングプラスチック 重縮合およびエンジニアリングプラスチックについて説明する。
第3回 重縮合、エンジニアリングプラスチック 重縮合およびエンジニアリングプラスチックについて説明する。
第4回 付加縮合 付加縮合について説明する。
第5回 付加縮合 付加縮合、特にフェノール樹脂について説明する。
第6回 高分子のプロセス化学 高分子のプロセス化学について説明する。
第7回 まとめ 総括する。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

なし

参考書、講義資料等

基礎高分子科学(高分子学会編)またはエッセンシャル高分子

成績評価の方法及び基準

演習

関連する科目

  • CAP.B315 : 有機化学第五(カルボニル化合物)
  • CAP.B316 : 有機化学第六(アミン)
  • CAP.P311 : 高分子化学第三(高分子反応)
  • CAP.P312 : 高分子化学第四(架橋反応)

履修の条件・注意事項

学部時代に、有機化学と高分子化学を履修していること。応用化学コース以外の学生の場合、事前に受講可能か審査します。受講希望者は、6月2日までにメール(konishi.g.aa@m.titech.ac.jp)で申し込むこと。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

konishi.g.aa[at]m.titech.ac.jp

その他

履修する場合は、先に小西まで連絡してください。