2023年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 応用化学コース
高分子科学要論第一
- 開講元
- 応用化学コース
- 担当教員
- 石曽根 隆 / 大塚 英幸 / 芹澤 武 / 小西 玄一 / 澤田 敏樹
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月3-4 (SL-101(S011))
- クラス
- -
- 科目コード
- CAP.P431
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2023年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年7月8日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義は高分子科学のうち、高分子の合成と高分子反応を中心に、基礎から最先端までを概観します。 本講義の狙いは、高分子合成(逐次重合と連鎖重合)や高分子反応の基本を理解するとともに、それらを総合して機能性高分子材料が現代社会で活躍する理由を理解し、説明できるようにすることです。 また、高分子化学に関連する諸分野の最先端研究に触れる機会を提供することを目的とします。
到達目標
高分子の生成反応の分類とそれぞれの特徴および高分子反応について理解し,最先端の研究までを理解することを到達目標とします。具体的には、下記の項目を理解することを目標としています。1.高分子の生成反応について説明できる。2.高分子反応について説明できる。3.特殊構造高分子について説明できる。4.機能性高分子について説明できる。
キーワード
高分子合成、高分子反応、高分子材料
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
対面で行います。毎回、その日の講義内容に関する演習問題に取り組んでもらいます。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ガイダンス | 高分子化学について概観する。 |
第2回 | 高分子合成(逐次重合) | 逐次重合について説明する。 |
第3回 | 高分子合成(連鎖重合) | 連鎖重合について説明する。 |
第4回 | 高分子合成(リビング重合) | リビング重合について説明する。 |
第5回 | 高分子合成(特殊構造高分子) | 特殊構造高分子について説明する。 |
第6回 | 高分子反応 | 高分子反応について説明する。 |
第7回 | 機能性高分子 | 機能性高分子について説明する。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
基礎高分子科学 高分子学会編(東京化学同人)
参考書、講義資料等
分子から材料まで どんどんつながる高分子 渡辺順次編(丸善出版)
成績評価の方法及び基準
講義中の演習(50%)とレポート(50%)
関連する科目
- CAP.P211 : 高分子化学第一(逐次重合)
- CAP.P212 : 高分子化学第二(連鎖重合)
- CAP.P311 : 高分子化学第三(高分子反応)
- CAP.B211 : 有機化学第一(アルカン)(応用化学)
- CAP.B212 : 有機化学第二(アルケン)
- CAP.B213 : 有機化学第三(芳香族)
- CAP.B214 : 有機化学第四(求核置換反応)
- CAP.B315 : 有機化学第五(カルボニル化合物)
- CAP.B316 : 有機化学第六(アミン)
履修の条件・注意事項
有機化学(マクマリー上巻、中巻に相当する範囲)を履修し単位を取得していること。高分子の基礎的な科目(学部開講:高分子化学第1、第2、高分子反応)を履修済みであることが望ましい。
その他
物質理工学院応用化学系以外の学生は、担当者の小西まで受講前に連絡してください。