2023年度 学院等開講科目 物質理工学院 材料系 材料コース
有機光学材料物理
- 開講元
- 材料コース
- 担当教員
- 石川 謙
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月3-4 (南8号館6階623)
- クラス
- -
- 科目コード
- MAT.P401
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2023年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年7月8日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
表示デバイス材料として用いられている液晶と液晶表示の動作原理を理解する
(1)物質の光学定数と光学特性
(2)複屈折物質と偏光の取り扱い
(3)中間相としての液晶
(5)液晶の諸物性と表示デバイス
到達目標
表示デバイスとして最も広く使われている液晶ディスプレイについて、材料である液晶の性質と表示デバイスの動作原理理解に必要な偏光や薄膜を含む光学的性質について理解する。
キーワード
液晶、複屈折、偏光
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義を主体で行う
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 誘電体の光学的性質について屈折率の分散を含めて古典的モデルにより説明する | 誘電体の古典論の理解と、その光学的性質への応用。 |
第2回 | 複屈折物質の光学 | 光学的異方体における偏光の挙動の理解 |
第3回 | 中間相としての液晶 | 中間相としての液晶の種類について、長距離秩序という概念を用いて説明する |
第4回 | 配向秩序度 | 液晶の配向秩序の表現方法について、直交関数展開という概念を用いて説明する |
第5回 | 相転移 | 液晶における相転移を題材に現象論的な相転移の理論を説明する |
第6回 | 液晶の弾性 | ネマチック液晶の物性に関して、液晶の弾性など、液晶表示に関わる部分を解説する |
第7回 | 液晶表示デバイス | 液晶表示デバイスに関して主な方式と歴史の解説を行う |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特に指定なし
参考書、講義資料等
日本語の授業に関連する資料をOCWで公開する
成績評価の方法及び基準
授業内容に関連した、液晶の物性及び複屈折物質の光学などに関するレポート課題による
関連する科目
- MAT.P302 : 光学
- MAT.P301 : 固体物理学(格子系)
- MAT.P303 : 固体物理学(電子系)
履修の条件・注意事項
関連する科目の単位を取得しているか、同等の知識を有すること。