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2023年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系

高分子基礎演習第一

開講元
応用化学系
担当教員
石毛 亮平 / 大塚 英幸 / 久保 智弘 / 古屋 秀峰
授業形態
演習 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
金5-6 (S2-201(S224))
クラス
-
科目コード
CAP.P353
単位数
010
開講時期
2023年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義では,有機化学分野と物理化学分野の演習を行うことで、高分子科学に関わる基礎的知識の理解を深めます。有機化学分野としては、「有機化学第三」、「有機化学第四」、「有機化学第五」の講義に関連した演習によって理解を深めます。具体的には、まず、ベンゼンと芳香族性、求核置換と脱離反応についての演習を行います。その後、カルボニル化合物の演習を行います。物理化学分野としては、高分子レオロジーついての演習を行います。
この講義では、演習を通して応用化学の基礎科目としての有機化学・物理化学についての理解を深めることを目的としています。

到達目標

本講義では、有機化学分野としてはベンゼンと芳香族性、求核置換と脱離反応、カルボニル化合物ついての基礎的知識を理解し、議論できる能力を養う。物理化学分野としては、高分子レオロジーについて理解し議論できる能力を養う。

キーワード

ベンゼン、芳香族性、芳香族求電子置換反応、求核置換反応、SN2反応、SN1反応、脱離反応、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、ニトリル、求核付加反応、共役付加反応、高分子レオロジー

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義では、有機化学分野としてはベンゼンと芳香族性、求核置換と脱離反応、カルボニル化合物についての基礎的知識に関する演習を行う。物理化学分野としては、高分子レオロジーに関する演習を行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 ベンゼンの化学1 芳香族性と芳香族化合物の反応についての理解を深める。
第2回 ベンゼンの化学2 芳香族性と芳香族化合物の反応についての理解を深める。
第3回 求核置換と脱離1 求核置換と脱離反応についての理解を深める。
第4回 カルボニル化合物 カルボニル化合物の合成と反応についての理解を深める。
第5回 高分子レオロジー 高分子レオロジーについての理解を深める。
第6回 求核置換と脱離2 求核置換と脱離反応についての理解を深める。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

マクマリー有機化学(上)第9版(東京化学同人)ISBN: 9784807909124、マクマリー有機化学(中)第9版(東京化学同人)ISBN:9784807909131 基礎高分子科学 第2版 ISBN:9784807909629

参考書、講義資料等

マクマリー有機化学 問題の解き方(第9版)英語版(東京化学同人)ISBN: 9784807909155、アトキンス 物理化学(上) 第8版(東京化学同人)ISBN: 9784807906956 または アトキンス 物理化学(上) 第10版(東京化学同人)ISBN: 9784807909087、基礎高分子科学(東京化学同人)ISBN: 9784807906352、高分子の化学(三共出版)ISBN: 9784782705445

成績評価の方法及び基準

理解度確認のための演習(85%)、授業参加度(15%)

関連する科目

  • CAP.B213 : 有機化学第三(芳香族)B
  • CAP.B214 : 有機化学第四(求核置換反応)A
  • CAP.B315 : 有機化学第五(カルボニル化合物)A
  • CAP.Y302 : 高分子レオロジー

履修の条件・注意事項

履修の条件は設けないが、有機化学第一(アルカン)(応用化学) A、有機化学第二(アルケン) A、有機化学第三(芳香族) B 、有機化学第四(求核置換反応) A 、物理化学第二(化学平衡)、高分子物理第一(溶液物性)、高分子物理第二(固体構造)を履修していることが望ましい。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

大塚 英幸: otsuka[at]mac.titech.ac.jp、古屋 秀峰: furuya[at]cap.mac.titech.ac.jp、石毛 亮平: ishige.r.aa[at]m.titech.ac.jp、久保 智弘: kubo[at]mac.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること。

その他

応化系で高分子フォーカス以外,ないし他系に所属する受講希望学生は,4/7(金)までに石毛まで連絡をください.演習形式の講義のため,採点の都合上,受講人数を制限する場合があります.