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2023年度 学院等開講科目 工学院 情報通信系 ライフエンジニアリングコース

デザイン創造実践

開講元
ライフエンジニアリングコース
担当教員
那須 聖 / 秦 猛志 / 林 智広 / 中村 信大 / 八木 透 / 小倉 俊一郎 / 田中 祐圭 / 長谷川 晶一 / 盛田 俊介 / 狩野 修 / 馬塲 秀彦 / 穐本 仁
授業形態
講義/演習 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火5-8 (B1-3F, PEECsラボ, , B1-3F, PEECsLab)
クラス
-
科目コード
HCB.C501
単位数
120
開講時期
2023年度
開講クォーター
3~4Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

現代社会においては、これまでのビジネスモデルの踏襲が通用しなくなり、新しい社会的価値を自ら生み出す、いわゆる「0」から「1」の創造が求められる時代に突入している。そのような新たな価値を創造できる有力な手法として、「デザイン思考」に注目が集まり、製品開発はもとより、サービスや組織開発、さらには人々の生活を向上させる活動にも適用されている。
本講義の狙いは、デザイン思考のアプローチを利用して、実際の社会で発生する諸問題に対して、自ら課題を抽出・設定し、解決法を提案できる能力を培うことである。
なお、本講義は、主にグループワークを中心に活動し、「発見」、「詳細化」、「探求」、「実験」、「展開」の各フェーズを実施する。具体的には、課題設定、問題定義、共感、アイデア創出、プロトタイプ作成、ユーザーテスト、ストーリーテリングを行い、「潜在的ユーザーニーズ」の発見から「解決法としてのアイデア創造」へ至る一連のプロセスを体感する。

到達目標

本講義を履修することにより次の能力を修得する。
1) デザイン思考のマインドセットおよび手法を、グループワークを通じて理解し、実践できる。
2) 実際の社会で発生する諸問題に対して、自ら課題を抽出・設定し、解決法を提案できる。
3) グループの中でコミュニケーションを円滑にとり、積極的に議論ができる。

キーワード

デザイン思考、プロジェクトベーストラーニング(PBL)、問題解決力

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

履修生は3-4Qを通じて、少人数のグループで活動する。学期の最初に、与えられた問題点から課題を設定し、各グループは課題に対する解決法を検討し、最終的には事業可能性を含めた製品やサービスの提案を行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 オリエンテーション、課題決め、商品化および特許化レクチャー 概要説明、アイスブレイク、課題決め
第2回 チームビルディング チームビルディング、商品化および特許化レクチャー
第3回 構想発表会のプレゼン準備 グループワークを実施しながら構想発表会の準備をおこなう。
第4回 構想発表会(発明届提出:1回目) 自分たちのグループの提案する課題および解決法について発表する。1回目の発明届けを提出する。
第5回 探索・価値の検討、安全講習会 グループワークを実施しながら課題における探索と価値を検討する。
第6回 探索・プロトタイピング グループワークを実施しながら課題における探索を検討し、プロトタイピングをおこなう。
第7回 プロトタイピング 課題解決のためのプロトタイプを作成する。
第8回 プロトタイピング 課題解決のためのプロトタイプを作成する。
第9回 クラウドファウンディングレクチャー、中間報告会のプレゼン準備 クラウドファウンディングレクチャー、中間発表会のプレゼンテーションの準備、ストーリーの確認を行う。
第10回 中間報告会(発明届作成:2回目) 自分たちのグループの提案する課題および解決法について発表する。2回目の発明届けを提出する。
第11回 詳細化、探索の再検討 自分たちのグループの提案する課題および解決法について発表する。
第12回 プロトタイピング 課題解決のためのプロトタイプを作成する。
第13回 ユーザーテスト 作成したプロトタイプを使って、ユーザテスト行い、改良する。
第14回 プロトタイピング・ユーザーテスト再検討 ユーザテストを繰り返し実施し、プロトタイプを更に改良する。
第15回 最終発表会のプレゼン準備 プレゼンテーションの準備、ストーリーの確認を行う。
第16回 最終発表会(発明届作成:3回目) プロトタイプ、動画を使って、最終プレゼンテーションをおこなう。3回目の発明届けを提出する。
第17回 実用化ミーティング 最終発表会の審査を受けて、実用化するための話し合いをおこなう。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ本学の学修規程で定められた時間を目安に行う。

教科書

必要な資料や教材は授業の中で提供される。

参考書、講義資料等

担当教員から紹介される。

成績評価の方法及び基準

グループ活動: 40%、最終提案: 30%、最終レポート: 30%

関連する科目

  • HCB.C402 : デザイン創造基礎
  • HCB.C403 : デザイン創造フィールドワーク
  • HCB.C502 : 事業創出マネジメント
  • LST.A413 : 企業社会論
  • UDE.E432 : 人間環境デザイン研究の実践第一
  • UDE.E531 : 人間環境デザイン論第二
  • ESD.H401 : アントレプレナーシップ論
  • ESD.D404 : 医療・福祉機器のデザイン
  • TIM.D516 : アントレプレナーシップと事業創成 I
  • TIM.D517 : アントレプレナーシップと事業創成 II

履修の条件・注意事項

関連授業として、HCB.C402 「デザイン創造基礎」の履修を必要とする。
HCB.C403 「デザイン創造フィールドワーク」を履修している方が望ましい。
履修人数を制限しています。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

山本:n-yamamoto[at]bio.titech.ac.jp, 那須:nasu.s.aa[at]m.titech.ac.jp, 秦:thata[at]bio.titech.ac.jp, 小倉:ogura.s.ab[at]m.titech.ac.jp, 林:hayashi[at]echem.titech.ac.jp, 八木:yagi.t.ab[at]m.titech.ac.jp, 中村:nnakamur[at]bio.titech.ac.jp

オフィスアワー

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