2023年度 学院等開講科目 工学院 機械系
宇宙開発工学
- 開講元
- 機械系
- 担当教員
- 岩田 隆敬 / 野田 篤司 / 小澤 悟 / 中西 洋喜 / 中条 俊大 / 内海 政春
- 授業形態
- 講義 (ブレンド型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-8 (I1-255(I123))
- クラス
- -
- 科目コード
- MEC.M333
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2023年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月8日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
宇宙開発、宇宙利用、宇宙探査を進めるためには、人工衛星、探査機、宇宙ステーション等の宇宙機やロケット、地上設備、通信ネットワークを含めた巨大なシステムが必要となる。本講義では、
1)宇宙システムの概要
2)宇宙システムを開発・運用するのに必要な要素技術やシステム技術
3)システムズエンジニアリング、プロジェクトマネジメント、安全・ミッション保証等のエンジニアリングマネジメント手法
について講述する。
制御工学、構造力学、電気工学、通信工学に関する内容を含む。
到達目標
1)宇宙システムの概要
2)宇宙システムを開発・運用するのに必要な要素技術やシステム技術
3)システムズエンジニアリング、プロジェクトマネジメント、安全・ミッション保証等のエンジニアリングマネジメント手法
について詳述することで、宇宙ミッションに必要な宇宙機システムの概念設計が行えるレベルを目指す。
なお、実際に宇宙開発に携わるには宇宙機の詳細設計、製作、試験等の技術を理解する必要がある。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
本講義は、JAXAでの様々な実用衛星等の研究開発に関する実務経験を持つ教育担当教員がその実務経験を活かし、宇宙工学についての実践的な教育を行う。
キーワード
宇宙ミッション、宇宙システム、宇宙開発、プロジェクトマネジメント
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
- 【専門力】基盤的な専門力、【展開力】(実践力又は解決力)基本的な問題を解決できる力
授業の進め方
宇宙開発プロジェクトの経験がある教員が、宇宙機開発の技術と進め方について講義を行う
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 序論・宇宙システム概要 | 宇宙システムの概要を理解する |
第2回 | 宇宙機運用 | 宇宙機運用の技術を理解する |
第3回 | 宇宙機開発 | 宇宙機開発の概要を理解する |
第4回 | 宇宙機設計 | 宇宙機設計の概要を理解する |
第5回 | 宇宙機設計詳細1 | 宇宙システムのバス技術を理解する(その1) |
第6回 | 宇宙機設計詳細2 | 宇宙システムのバス技術を理解する(その2) |
第7回 | ロケットシステム1 | ロケットシステムの技術を理解する(その1) |
第8回 | ロケットシステム2 | ロケットシステムの技術を理解する(その2) |
第9回 | 宇宙機設計詳細3、安全・ミッション保証 | 宇宙システムの安全・ミッション保証を理解する |
第10回 | プロジェクトマネジメント | プロジェクトマネジメントの考え方を理解する |
第11回 | システムズエンジニアリング | 宇宙システムのシステムズエンジニアリングを理解する |
第12回 | ミッション系開発1 | ミッション系開発の概要を理解する 1 |
第13回 | ミッション系開発2 | ミッション系開発の概要を理解する 2 |
第14回 | 小型衛星 | 小型衛星システムの技術を理解する |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,配布資料や参考資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
教科書は特に指定しない
参考書、講義資料等
必要に応じて資料を講義中に配布する
成績評価の方法及び基準
試験(100%)
対面で試験を実施できない場合は、オンラインで小テスト(80%)を実施するとともに、レポート(20%)を課す。
関連する科目
- MEC.M231 : 宇宙工学基礎
- MEC.M331 : 宇宙システム工学
- MEC.M332 : 宇宙システムプロジェクト
履修の条件・注意事項
古典力学、微分方程式、線形代数に関する基礎知識を持っていることが望ましいが必須ではない。