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2023年度 学位プログラムとして特別に設けた教育課程 学位プログラムとして特別に設けた教育課程 リーダーシップ教育課程

社会課題の認知ワークショップ D

開講元
リーダーシップ教育課程
担当教員
山田 圭介 / 嘉村 賢州 / 松崎 由理
授業形態
演習 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
集中講義等
クラス
-
科目コード
TAL.S510
単位数
010
開講時期
2023年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

2015年9月に国連にて,2030年までの国際社会としての到達目標が,SDGs(Sustainable Development Goals,持続可能開発目標)として決議された。これまで十分達成できていなかった人類が抱える種々の課題や新たに顕在化した課題に対し,持続可能な発展という観点から17ゴール・169ターゲットからなる開発目標が設定されたものである。また,日本政府は「Society 5.0」という未来像を設定し,AIやIoT,ロボット,ビッグデータなどの革新技術をあらゆる産業や社会に取り入れることにより,狩猟社会(Society 1.0),農耕社会(Society 2.0),工業社会(Society 3.0),情報社会(Society 4.0)に続く,人類社会発展の歴史における5番目の新しい社会を作ろうと呼びかけている。
ToTAL「社会課題の認知」科目では,SDGsをはじめ,学術,事業,政治,技術,芸術などの分野を問わず,広く現在社会で起こっている課題を認識することが,特定の「正解」がないその解決策を主導的に導くための能力養成を主眼とするToTAL「リーダーシップ・フォロワーシップおよび合意形成」科目の礎となると考える。
そのためのツールとしての発想力、コミュニケーション力、課題設定能力、合意形成のための手法、将来のデザインを行うための手法、マクロ的視野に立ったアプローチなどの、視野・手法をトレーニングするワークショップを通して行う。
後期は、そのうち、発想力、バックキャスト・ホライズンスキャンング、強制発送等の引き出しを増やすことを主目的にワークショップを展開する。

到達目標

社会課題の認知ワークショップBで取得した合意形成・将来設計の方法論・経験を駆使し、より蓋然性の高い、新たな解決策・社会デザインの提案を実践し、異なるバックグラウンド・思考を持つメンバーとの合意形成の経験を積み重ねる。

キーワード

合意形成、課題設定、コミュニケーション

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

基本的には複数の種類のワークショップで構成する。
日程、内容についてはToTALホームページ(ToTAL/OPEN Programs) (http://www.total.titech.ac.jp) にて周知する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 下記2種類のワークショップを計画しているが、詳細なワークショップの種類とスケジュールは、ToTALホームページ(ToTAL/OPEN Programs)を参照。 (1) エフェクチュエーション・ワークショップ:参加者は、現状の自身の発想力、ネットワークを駆使すれば、イノベーションにつながる、という事を体感する。 (2) 未来洞察ワークショップ:現在の社会課題に関する情報から選んだ未来の兆し(スキャニング手法)と,テーマに関するありうる社会変革から,強制的に未来の機械領域を発想する(強制発想),の手法により,10-15年後の未来のデザインを行う。 オンサイトで提示する

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

なし

参考書、講義資料等

なし

成績評価の方法及び基準

1. 出席(40%)
2. ディスカッション。グループワークへの積極的な取り組み(40%)
3. レポートの提出(20%)

関連する科目

  • TAL.S506 : 社会課題の認知ワークショップ B

履修の条件・注意事項

TAL.S506 社会課題の認知ワークショップBを履修していること。