トップページへ

2023年度 学位プログラムとして特別に設けた教育課程 学位プログラムとして特別に設けた教育課程 リーダーシップ教育課程

社会課題の認知ワークショップ C

開講元
リーダーシップ教育課程
担当教員
山田 圭介 / 嘉村 賢州 / 松崎 由理
授業形態
演習 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
集中講義等
クラス
-
科目コード
TAL.S509
単位数
010
開講時期
2023年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2025年7月8日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

リーダーシップ教育院「社会課題の認知」科目群は、学術,事業,政治,技術,芸術など広い分野にわたり,現在社会で起こっている課題を認識することにより,解決策を主導的に導くためのリーダーシップ能力養成の基礎を築くことを目標に設計されている。社会課題の認知ワークショップ Cでは,コミュニケーションの一形態として,複雑な要素の絡む状況における,立場の異なるステークホルダーとの交渉プロセスと葛藤解決手法を学ぶ。授業は,具体的な葛藤解決事例を課題としたグループワーク活動をベースとして進める。専門の異なる学生が同じグループで協働する機会となるようにグループを構成する。

到達目標

(1) 社会課題の認知ワークショップAでの合意形成のための交渉プロセスの知識・経験をもとに、より交渉相手との納得生の高い合意を築けるようにさらに経験を積む。
(2) 社会課題の認知ワークショップAでのメディエーターの役割・機能の理解をもとに、より円滑に合意形成ができるようにメディエーターの実践を行う。

キーワード

合意形成、課題設定、コミュニケーション

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

以下の内容について集中講義を実施する。日程についてはリーダーシップ教育院ウェブサイト (http://www.total.titech.ac.jp) にて周知する。理論学習とロールプレイによる実践の繰り返しで合意形成力とコミュニケーション力を養う。 演習後に、社会課題の認知ワークショップA 履修時の成果(理解)からの進展を中心にレポートを提出する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 1. 6月21日(水)18:00-21:00(場所は後日連絡) 貿易ゲーム 経済力,技術力の異なる様々な国の間の貿易シミュレーションを行う。振り返りにより,交渉や合意形成の難しさを考え,より効果的な交渉を行うにはどうすればよいか議論する。 2. 7月8日(土)13:45-18:45および7月22日(土)13:45-18:45(場所は後日連絡) 合意形成のための交渉プロセスを学ぶワークショップ - 交渉の基礎理論(講義) 交渉の準備はその成否を分ける一方,相手や自分自身の考えや状況の変化により,準備した通りに交渉が運ぶこともない。そのため,確かな戦略をもちつつ場面に応じて出方を変えていく必要がある。ここでは,そのような交渉の基礎理論を学び,考えをまとめて戦略的決定を下す方法を知る。 - 分配型交渉(ロールシミュレーション) 限られたパイをどちらか一方が多く取る交渉方法でWin-Lose 型とも言われる,分配型交渉について学ぶ。土地の売買交渉を題材にロールプレイを行い,実際の交渉を体感する。 - 統合型交渉(ロールシミュレーション) パイを取り合うのではなく、その大きさ自体を広げていこうとする交渉方法で,Win-Win型とも言われる統合型交渉について学ぶ。給与交渉を例に,クリエイティブに解決方法を模索する方法をロールプレイを通して学ぶ。 - メディエーション(ロールシミュレーション) 当事者同士で解決が難しい場合、第三者のサポートを受けて合意形成を目指すことがある。その際,当事者同士の対話を促進するのがメディエーターの役割となる。一対一での交渉と比べて第三者の関与があると合意形成はどのように変わるのか,ロールプレイを通して体感する。 実習フィードバックレポート

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

なし

参考書、講義資料等

なし

成績評価の方法及び基準

1. 毎回の授業参加への取り組み (50%)
2. 実習フィードバックレポート (50%)

関連する科目

  • TAL.S505: 社会課題の認知ワークショップA

履修の条件・注意事項

TAL.S505 社会課題の認知ワークショップAを履修完了していること。